大学職員の生活改善ねた

大学職員が有志で集まり、日々の仕事に役立つ情報を発信、共有していきます。仕事に直結するもの、ガジェット情報、日々の雑感、など

若手を育成するということ

管理人Iです。本ブログも開始して1年が経過しました。過去の投稿にも書いた気がしますが、自分のアウトプットを増やしていくことが学びにつながると信じて頑張れる限り投稿をしたいと思っています。よろしくお願いします。

ここ数回は組織のマネジメントに関する内容で投稿をしました。今回はSDに関する雑感です。私の同じ部署には20代前半の若手職員が数名います。その仕事ぶりを見ていると最近の若手職員の方は非常に優秀な方が多いと感じます。

・仕事を覚えるのが早い

・上司や先輩とのコミュニケーションがうまく取れる

・自分の考えもしっかり持っている

などなど本当に優秀だと感じます。自分の新卒5年目くらいまでは失敗ばかりのポ○コツでしたから、それと比較すると本当に感心します。

そして本学にも新卒の職員が数名入職してきました。このご時世に大学職員になろうという気概には頭が下がります。自分の部署に新卒職員はいませんが、きっと優秀なのだと察します。しかし彼ら新卒職員は半日の簡単な研修の後、すぐに自部署に配属されました。配属部署内でOJTで新人職員を育てていくということなのでしょうが、やはり疑問を感じます。一般企業ならば入念な研修(大企業なら半年も珍しくない)の後に現場に配属され、その後現場でOJTで実務を学んでいきますので、大きな違いがあります。大学で新卒職員を長期研修させているところはほぼないと思います。また、若手に向けた段階的な研修プログラムが系統的に展開されている大学も多くないでしょう。そうした現状から大学という組織は若手人材を育成していくという文化が不足していると感じています。

 

危惧しているのは、せっかく採用した優秀な職員がモチベーションを下げてしまうことです。仕事そのものにやりがいを感じていても、スピード感や競争意識が緩やかな大学という文化で物足りなさを感じてしまう方もいるでしょう。(大学職員を続けていくことはある意味忍耐も必要なのかもしれません)

 

大学におけるSDは義務化されていますが、やはり中長期的なビジョンでの人材育成を進めてほしいものです。また、職員の専門性が求められる時代になっています。人材育成の重要性を認識している大学が今後生き残っていく時代になるのかもしれません。

 

【管理人:I】