大学職員の生活改善ねた

大学職員が有志で集まり、日々の仕事に役立つ情報を発信、共有していきます。仕事に直結するもの、ガジェット情報、日々の雑感、など

新社会人&新入大学職員の皆さまへ①

管理人Iです。3月の当ブログは就職活動解禁に合わせ、大学職員を目指す学生の皆さまへ記事を書いてきました。そちらのシリーズは今後も投稿してきますが、4月一回目の投稿ですので、新社会人そして新たに大学職員になられた方に向けての記事を書きたいと思います。

4月になり、ブラックのスーツに身を包んだ新社会人を見かけるようになりました。私もその当時の新鮮な気持ちを今でも思い出します。そして、新社会人を陰ながら応援したいといつも思います。

 

①最近の若手社会人に感じる印象

最近、自分より10歳近く離れた若手の社会人を見ても非常に優秀な方が多いと思います。理論的に物事を考えて話ができたり、近年のオンラインツールに非常に詳しかったり、そして何といってもコミュニケーション能力が高いということ。自身が社会人3年目までの頃は先輩ともうまくコミュニケーションを取れていなかった記憶があります。「ゆとり教育」などと揶揄されていた時代で学生時代を過ごしていた世代ですが、実はコミュニケーション力が高く、適応力が高い世代なのではないかと感じています。それは大学入試制度の改革やアクティブラーニングなどで自分の意見を人前で話す機会が増えていることが影響しているのではないかと感じることもあります。(あくまで筆者の個人的感覚です。根拠になりそうなデータがあったら教えてください。OECDPISA調査では日本人の15歳生徒では読解力の点数に関して回毎にランクを下げています)

 

②希望の部署への配属にならなかった方へ

採用面接で希望の部署を聞かれることも多いです。そして採用面接に備え、企業研究を入念に行い希望の部署をしっかりと面接で伝えることがで方も多いはず。なのに、実際の配属は自分の希望通りじゃなかったという方も多いのではでしょうか。そしてそんな方は4月が始まったばかりなのにブルーな気持ち、「この先自分は希望の部署で仕事ができる機会があるのだろうか」と不安な気持ちでいっぱいの方も多いのかもしれません。その気持ち、非常によくわかります。筆者も若い頃はそんな気持ちでした。ですが、発想を変えてみましょう。「人事は自分の希望通りにならないもの」と思いましょう。人事や採用側も適当に配属を決めているわけではありません。適性を見ながらできるだけ適切な部署に適切な人材を配属しようとしている訳です。もちろんその時のポジションの空き状況、組織が人材を投入したい部署も変わっていきますので、配属というのは簡単に決まることではありません。

なので、若手社会人の間はまずはその部署で仕事をしてみましょう。定められた手順やルールに従いながら、確実に仕事をこなせる人材になりましょう。自分らしさはその後です。「どんな仕事も基本になる仕事がある。自分の意見や提案を通していきたいのであれば基本の仕事がしっかりできていないと誰も意見や提案を聞いてくれない」と、大手学校法人の常務理事の方が仰っていました。まずは自分という存在が説得力のある人材になれるように日々の仕事に丁寧に取り組んでいきましょう。そして時期を見極めて自分のしたい仕事や希望する部署を上司や同僚に伝えてみましょう。希望の部署に配属にならなくても焦らず、複数年単位で希望を叶えましょう。人事はあなたの納得感ではなく、組織の納得感です。この人をこの部署に配属してよかった、この人ならどこの部署でも活躍してくれそうだと思ってもらえることを目指しましょう。

※この記事に関連して、これから大学職員を目指す方に向けて、大学にはどんな部署があるのかを紹介する記事も今後書いていきたいと思います。

 

③まだまだ仕事に慣れず日々戸惑っている新入社員・職員の皆さんへ

日々戸惑いばかりの新入社員・職員の皆さんへ一つアドバイスをします。少し行動のパターンを変えてみましょう。お昼休みの時間、昼食を食べてそのままその場所でスマホを触ったり、午後に備えてお昼寝をしていませんか?私がお勧めするのはオフィスの周辺を少し散歩してみることです。そうすることでどんな人がそこで働いていて、どんなお客様や学生がいてという姿が見えてきます。無理に話しかける必要はありません。10分だけでも散歩してみることで、新しい発見ができます。そして自分の席に座りっぱなしで指示待ちになることをやめましょう。できるだけ先輩のそばにいてどんな仕事をされていてどんな風に周囲とコミュニケーションを取られているかを見ましょう。雑談に混ざってみるのも手です。そうした小さな時間の使い方が大きな違いになるかもしれません。

 

 

とはいえまだまだ4月は始まったばかりです。まずは生活のリズムを整え、元気に職場に通勤しましょう!そしていっぱい失敗をしましょう。失敗できるのも今だけの特権です。皆さんの新たなスタートを応援しています!

 

<参考>

異動の7割は「希望通りにいかない」法則 いい人事は"本人予想外、周囲納得" | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

【管理人:I】