大学職員の生活改善ねた

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社会人3年目くらいでしておくこと

管理人Iです。先日から大学職員を目指す方や新人大学職員に向けでの記事を投稿しています。今回は社会人3年目くらいの方に向け、日々の仕事と充実や今後のキャリアをより豊かにするために、おすすめしたい行動や物事の考え方について私の独断と偏見に基づいたご紹介をしようと思います。

 

①自分の部署以外の仕事内容を学んだり、他部署の方と交流をする

自身の所属する部署に関連する事柄には知識を少しずつ深めておられるでしょう。ですが、少し余裕が出てきた際には、自分の部署以外の仕事内容にも目を向けてみましょう。組織図を見てみる、他部署の業務分掌を見てみる、他部署の方と交流を図ってみる、などなど自分の職場の中にも知らないことはまだまだあることに驚きます。そんななかで「次はこんな部署に行ってみたい」などイメージしてみることも楽しいことですよ。そして、他部署の方に自身の名前や顔を覚えてもらうことで、そうした異動希望も叶うかもしれません。自分の職場での人脈を形成することは非常に有意義です。積極的に自分をセールスしてみましょう。

 

②同業他社の方と交流を持ってみる

業界にもよりますが、大学の業界は業界内での交流が比較的盛んです。大学行政管理学会や大学教育学会などの学会に入会し、勉強会に参加してみる、一方的な勉強会だけではなく、ワークショップなどにも参加してみることは有効でしょう。若手・中堅職員で定期的にミーティングや勉強会を開催していることもあったり、時には企画運営に関わることもできます。そうしたなかで自分の職場とはまた違う人脈ができます。私は思い切ってそうしたところに所属し、企画運営などにも関わっていますが、感じることは他大学の職員さんは非常に優秀な方が多いということ。そうした方から常に刺激を受けていることで、知見が豊かになっていると日々実感しています。

 

③最新の業界の動向を把握しておく

自分の部署の仕事に関する事柄はもちろんですが、最新の業界の動向にも目を向けていきましょう。大学職員なら、文部科学省の答申関係、高等教育の施策関連はもちろんですが、内閣府総務省が発信している未来の社会、国づくりに関する施策やICT政策にも目を向けておくことをお勧めします。また総務省が公表している人口推計や家計調査などの各種統計関連も参考になります。社会構造の変化は必ず高等教育の場に下りてきますので、その変化を捉えて、次の社会変化を見据えた高等教育の在り方を自分なりに考えてみましょう。

 

④業務改善提案をしてみる

仕事に余裕が出てくると、自身の仕事や部署での仕事の進め方に疑問を感じたり、より効率化できる方法に気が付くこともあります。そうした疑問や新しいことはどんどん提案をしてみましょう。若手の提案に耳を傾けてくれたり、大切にしてくれる組織、意見を誰もが出し合える組織はいい組織だと個人的に感じています。もちろん過去に同じ提案があり、それが実現できなかった背景もありますので、言葉選びには注意をしないといけませんが、より仕事の質を上げたり効率化するための必要なことは積極的に発信しましょう。アイデアは心の中に留めているだけでは意味がありません。思い付きでもいいので他者に伝えないと一向に状況は変わりません。上司に言うのが難しければ先輩でもいいので発信することを大切にしてみましょう。

 

⑤自身のキャリアビジョンについて考えてみる

自分である程度仕事ができるようになってくれば、自身の今後についても考えていかれる方も出てくるでしょう。同じ部署で仕事を続けより専門性を高めていきたい、他の部署を経験したい、思い切って同業他社や、全く別の業界に転職してみるという選択肢もあるでしょう。自分がまず10年後どうなっていたいか、を意識してみてください。いまはドラスティックに世界が変化しています。20年後、30年後まではまだわからなくてもいいと思います。若いうちなら転職も容易です。ぜひ前向きなキャリア形成を考えてみてください。

 

いかがでしょうか。今回お伝えしたことは実践されている方も多いと思います。社会人3年目くらいは大切な時期です。この貴重な時間を無駄にしないように過ごしていただくためのヒントにしていただければ幸いです。

 

【管理人:I】