大学職員の生活改善ねた

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建学の精神に思いを馳せてみる

管理人Iです。本日は短めの雑感をお届けします。

 

皆さんは自大学の建学の理念・精神に関心を持たれたことはあるでしょうか。

おそらく建学の理念・精神の言葉や意味についてはご存じのことでしょう。

 

では建学の理念・精神がどのような背景で生まれたものかをご存じでしょうか。

私が勤務する大学の、建学の精神の由来について調べてみました。

学園創設者のY氏は貧しい家に生まれ、高校を卒業後、職人、銀行勤務を経て、とある商店に入社。経営危機に陥っていたその商店の経営再建に尽力し、総支配人となりました。その後も様々な会社を興していった敏腕経営者でした。時代は昭和に入り、自身が手にした利益を社会に貢献する方法として私財を投じ学園を創設したそうです。学園創設から10年ほど経ったある日、有頂天にあったY氏に対し、とある財閥の方がお叱りのお言葉としてかけた言葉が本学の建学の精神の言葉になっていることが分かりました。建学の理念・精神は創設者の思いから生まれたものだと思っていたので、他の方から頂いたお叱りの言葉が建学の精神となっていたことはとても意外なエピソードでした。

 

建学の精神・理念に関しては大学によって様々なエピソードはあるでしょう。しかし共通していることは、建学の祖は大いなるチャレンジャーであることではないでしょうか。いまより貧しく、また戦争などによって混乱していた社会において、未来の人材育成、社会貢献のために奔走し、私財を投じながら、学園・大学が創設されたことに改めて尊敬の念を感じずにはいられません。

 

しかし、創設者の思いやチャレンジとは裏腹に、現在を過ごす私たちはチャレンジができているでしょうか。ルーティーンの業務を何となくこなすことに終始していないでしょうか。現在自分が大学で仕事ができているのは創設者の教育にかける熱い思いやチャレンジがあったこそ成り立っているものであることを知れば、チャレンジをしてみようという気持ちになれるかもしれません。

建学の精神・理念や建学の祖に思いを馳せ、私もチャレンジを続けられる人材でありたいと思います。

 

興味を持った方はぜひ、自身の大学の創設の歴史や創設者の歩みを調べて見られると面白いかもしれません。

 

【管理人:I】