大学職員の生活改善ねた

大学職員が有志で集まり、日々の仕事に役立つ情報を発信、共有していきます。仕事に直結するもの、ガジェット情報、日々の雑感、など

現場を知るということ

管理人Iです。先日、このニュースが全国放送で取り上げられていました。

news.tv-asahi.co.jp

 

トヨタ自動車が世界初の水素エンジンを搭載した自動車で24時間レースに挑んだというニュースです。カーボンニュートラルが叫ばれる中、日本の雇用を守る為、日本ならではの技術で自動車業界に新しい提案をしたというものです。このニュースではトヨタ自動車の挑戦にスポットがあてられていますが、今回では豊田章男社長の姿勢について触れていきます。

豊田章男社長は2009年の就任後から「もっといいクルマづくり」をキーワードに、自ら自動車のハンドルを握り、時にはモリゾウとしてレースに参戦し、自動車の面白さをアピールし続けています。

豊田章男社長はそのために自ら志願し、社内のテストドライバーから教えを受け、自動車のドライビングを学んでいます。

まさに現場を知り、自分たちの取り組みや、商品の魅力、面白さを自分の手で世の中にアピールし続ける活動を行われています。ここが私が豊田章男氏に惹かれるポイントです。

 

皆さんの大学ではいかがでしょうか。理事長や学長、事務局長は学生とコミュニケーションを取ったり、学食を利用されておられるでしょうか。またオープンキャンパスなどで自ら大学の魅力を受験生に伝えておられるでしょうか。教職員全員が自分たちの魅力を自分たちが語れないといけないし、逆にどんな問題が起こっているかを知っていないといけないと思います。理想を持つことは大切ですが、現状を理解し、理想の実現に向けた段階的な施策を立てていくことが求められています。逆に自大学を過小評価しすぎる、自虐的になるのもいけません。それは学生の存在を否定したり、自分たちの仕事を否定することになるからです(私もつい自大学に対しての自虐的な発言をしてしまいます)。

 

学生支援だけが現場ではありません。総務だってIRだって立派な現場です。しかし、誰のための仕事かを忘れてはいけないと思います。自分の仕事の背景に学生の姿は思い浮かんでいるでしょうか。まずは昼休みに大学を歩いてみる。時には学食でお昼を食べてみる。学生に話しかけてみる。チャンスがあったら授業も受けてみるのもいい経験です。自大学の魅力や面白さを自分の口で語れるようになりましょう。

「もっといい大学づくり」。ぜひ考えていきたいですね。

 

【管理人:I】