大学職員のキャリア形成について考える(その②)
管理人Iです。
皆さんはこれまでどんな部署を経験されてきたでしょうか?
教学系、管理系、企画・経営戦略系…大学には様々な部署があり行なっている仕事は大きく異なります。
中には「そろそろ他の部署を経験したい」「花形の部署に異動したい」と思っている方もおられると思います。
私もその一人です。自分の今後のキャリアを考えた時に経験したい部署が明確にあるのですが、なかなか叶いません。
小規模大学の方が大規模大学よりも人事異動が少なく同じ部署に長く配属される傾向があるという調査を見た事がありました。
では部署の異動をすることが本当に幸せなのか?自分のキャリアの充実につながるのか?という点で考えるようにもなりました。
もしかしたら希望の部署での仕事は雑務に追われるばかりで、イメージしていた仕事とは違うかもしれません。
なので最近は良い意味で「期待しすぎない」ことも必要かなと感じています。
筆者の好きなキャリア理論でクルンボルツの提唱した「計画された偶然性」という理論があります。キャリアは偶然によって左右されことが多く、これらの偶然をポジティブな方向に考えることでキャリアアップにつなげることができるというものです。
現状に不満を言ったり、悲観する事よりも、まずは目の前の仕事や出会う人と向き合うことが必要かもしれないと考えることができました。
ですが変化を望んだり、自分の置いている環境をより良いものにしようということはとても大切だと感じています。
そうした変化のタイミングにも計画された偶然性の理論は当てはまりますので、新たな仕事や人との出会いの機会も積極的に持つことがより前向きなキャリア形成に繋がると感じています。
どんな出会いも大切にしていきたいと感じる今日この頃でした。
【管理人I】