大学職員の生活改善ねた

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自分のやりたいようにしかできない①

 「仕事のモチベーションが上がらない」

 

皆さんは、普段迷いや不満なく、仕事はできているでしょうか。

そんなこと言えるほど仕事に余裕がない。

という声が聞こえてきそうですが、モチベーションは労働生産性と相関があることが知られています。

 

 

だからでしょうか、現代のモチベーション理論は、しばしば組織管理・人材管理の観点と結び付けられて議論されているようです。

 

労働者の生産性を上げるために、管理者は労働者にモチベーションを上げてもらいたい。

そのために、管理者はどのように労働者を管理すれば良いか。

 

もちろん、そのような観点から組織を管理することはとても重要なことです。

ただ、現状として、すべての職場がこのような組織管理に取り組めているわけではありませんし、私の職場も例外ではありません。

 

しかし、仕事でモチベーションを保てないときは、自己効力感を感じられず辛いものです。

それでは、そのような職場で働いている労働者は、それでも仕事を前向きに捉える、モチベーションを保つためには、どのように考え、どのように振る舞えばいいのでしょうか。

 

経営理論学者のクリス・アージリスは、人間は自己実現のために成長する生き物であるとしました。

乱暴に言い換えると、行動のモチベーションには自己実現が伴い、自己実現のための行動には成長が伴う、ということでしょうか。

 

自分のやりたいようにできるときにモチベーションが上がる。

逆に、やりたいようにできなければ、モチベーションは落ちる。

当たり前のことのようにも聞こえます。

 

アージリスの言葉を借りると、

「個人がもしそれぞれに完全に実現されたならば、彼自身にとっても組織にとっても恩恵をもたらす潜在能力を持ち合わせている。それにもかかわらず、組織は一般的にこうした恩恵を妨げるかのように運営されている。」

と表現される組織では、労働者は手足と捉えられがちであり、やりたいようにできないことがほとんどです。

 

人間が自分で変えられるのは自分の考え方と自分の行動だけです。

やりたいようにできない現状も、自己実現に絡めて合理的かつポジティブに捉えられないか。

そのために普段どのように行動するべきか。

最近、「仕事のモチベーションが上がらない」ので、そんなことを考えています。

 

【大学職員Y】