コロナで見える!?人間性
新型コロナウイルスの感染者数が再度増えてきました。
大学においても学生や教職員に感染者が出てきて、対応に追われている大学も出てき始めているところでしょう。
大学内で感染者が出た場合、HPなどで発生状況とその後の大学の対応を継続的に発表している大学もあります。
それに伴い、地域の方や保護者の方からお叱りの言葉を頂くこともあるでしょう。
私は危機管理の専門家ではありませんが、学内で感染者が発生した場合の対応で最も大切なのは個人情報と人権の保護だと考えています。
学内であっても濃厚接触者に値しない学生や教職員には情報を詳細に開示していく必要はないのですが、
「感染者の所属学部・学科や所属クラブを教えてくれないと困る」といった声が学内で出てきてしまい、学内の情報統制・管理に苦慮される大学も多いのではないでしょうか。
情報管理がしっかり行われていないと情報は思わぬ形で学外に出てしまい、
感染者の人権侵害に繋がるというリスクを教職員は改めて理解していなければなりません。
今日言いたいことはここから。
感染者が出ると「学部やクラブの日頃からの学生指導が悪いからだ」といった声も学内で出たり、
「うちの学部は日頃の指導が徹底しているので感染者が出るはずない」といった
コロナとは関係ない学生指導の面まで話が及んでしまうこともあるでしょう。
緊急事態宣言が解除され経済活動が再開されている以上、誰にでも感染の可能性がつきまといますので、上記のような自分たちの所属を守り、他を排除するような「縄張り意識」(合ってるかな…?)に基づいた考え方は「筋違い」ですし、
同じ大学に所属している以上、組織内で揚げ足を取るようなことは「時間の無駄」です。
コロナと共存するフェーズに入っています。こんな記事も出ています。
感染者が非難されるような風潮は作り出してはなりません。
「もし自分や自分の直近で感染が起こったら」という立場の転換も必要です。
マナーと適切な判断力を持った教職員を育てていけるSDの体制が求められています。
【管理人:I】