手のひらサイズの伝えたいこと
おはようございます!大学職員のNです。
突然ですが皆さん、音楽は好きですか?
小学生の頃からMr.Children(ミスチル)が好きな私は、コロナの自粛期間中、ミスチルの公式YouTubeチャンネルにアップされたLiveを観て、ステイホームを過ごしていました。
このLiveの中でボーカルの桜井さんは、「ヒカリノアトリエ」という曲を「ポケットにいれて持ち運べる 【手の平サイズ】の応援曲」
と表現していました。
この【手のひらサイズ】という表現が、心にストンと何の障害もなく伝わってきて、更にあることを思い出しました。
昨夏、私は愛媛大学で開催されたSPODフォーラムに参加しました。
この研修では、知識は勿論、研修での出会いや、そこから得られた新しい考え方等、刺激的な研修で、たくさんのことを学びました。
研修から帰ってきて、同僚に「研修どうだった?」と聞かれてたので、
「凄くよかったよ!」と答えると
「どの辺がよかったの?」と聞かれたので、
実際に得た学びについて、様々なことを伝えたのですが、同僚にはあまり伝わってないように感じました。
「なんて俺は表現力がないんだ。あんなにいいものを学んだのに‥」とその時は落ち込んだのですが、うまく伝えられないことには理由があったのです。
それは、私が伝えたい情報を、相手の受け取れる大きさに整理していなかったと言うことです。
スピーチトレーナーの西任暁子さんは、著書の中で「いいなと思ったものを人に話す時は、手のひらサイズで伝えることを心がけてください。」と述べています。
自身の心が動かされた出来事ほど、全部を伝えたくなりがちですが、相手が受け取れるようにするには、話し手が少し我慢して、見合ったサイズに整理する必要があるそうです。
私は、自分の得た経験全てを相手に渡そうとしていました。でも、同僚はそんな事を望んでいなかったのです。
なので今なら、「普段研修に参加していない人でも、楽しく学べる研修だから、来年は一緒に行こう!」と誘うことに絞って声をかけると思います。
これからは、相手に伝えたいことがあるときは、「手のひらサイズ」を意識していこうと思います!
【参考文献】
書籍名:「ひらがな」で話す技術 著者:西任暁子 出版社:サンマーク出版 p102〜p103
Mr.Children 公式YouTubeチャンネル