大学職員の生活改善ねた

大学職員が有志で集まり、日々の仕事に役立つ情報を発信、共有していきます。仕事に直結するもの、ガジェット情報、日々の雑感、など

トップダウンとボトムアップ

管理人Iです。現在、経営戦略に関わる部署も兼任しています。

大学改革に関わり、各大学ガバナンスの体制が整ってきていると思います。

・学長直下の部署を設置

・IR部門による様々なデータ分析

・学長の選考基準

・教授会の役割の明確化 などが主なところですよね。

【参考】大学のガバナンス改革の推進について(概要)

https://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2014/02/18/1344349_5_1.pdf

 

大学に限らず意思決定の手段は「トップダウン」と「ボトムアップ」があります。

それぞれメリットとデメリットはありますが、「個人的には」トップダウンの方が楽です。

【参考】トップダウンボトムアップ、組織運営にはどっちがいいの?

https://bizbranch.jp/topdown-or-bottomup/

業務改善提案の中で、骨が折れる経験をされた職員の方も多いと思います。

ボトムアップはとにかく「面倒くさい」。

一生懸命資料を作って、事務部門の会議に上げ→事務局長への報告・承認→学長ならびに学長補佐セクションに上げて→教授会承認を経て・・・という流れになるかと思いますが、事前の根回しも含め、言葉に言い表せないほどのプロセスがありますよね。

その中で様々な指摘が入り、最終的には原案からかなりスリム化されたものになったり、いつの間にか消えてしまうこともあります。

 

そこから考えるとトップダウンの方が圧倒的に実現が早いですよね。

現場レベルでは様々な混乱は出てきますが、やるべきことは明確。

トップダウンでの意思決定では、トップとそれを取り巻くセクション、人の発想力と決断力(時には割り切り)も必要だと思っています。

ステークホルダー全員が満足できる決断は絶対にないです。必ずどこかから否定的な意見は出ます。

「それでも進めなければいけない改革がある」と強く言ってくれる執行部が私の中では理想です。その為には「皆さんに公平にサービスの充実が行きわたりますよ」と中長期計画で示しておかなければなりません。

執行部が日頃からステークホルダーとのコミュニケーションを取り、少しでも意見を吸い上げて改革に生かしてくれる、そんな風になってほしいものです。

 

 【管理人:I】