小さな幸せを積み重ねる
おはようございます!!大学職員のNです。
コロナの影響で業務への影響は勿論、プライベートにも自粛の波が押し寄せている方も多いのではないでしょうか?
以前なら週末は同僚や気の合う仲間と一杯引っ掛けて帰っていたのに、息抜きすらもままならなくなりました。(企業風土によってかなり意識の差があるみたいですが、ここでは割愛)
こういった自粛ムードの影響なのか、職場では
「仕事してても楽しくない。」
「楽しみが奪われて何の為に仕事してるかわからない。」
といった声が聞こえます。皆さんの職場はどうでしょうか?
でも、こんな時だからこそ私には楽しみができました。それは、「小さな幸せ」を見つける楽しみです。
藤原和博さんの著書「中くらいの幸せはお金で買える」を引用して、幸せを3つの種類に分けさせてもらうと
「①大きな幸せ」「②中くらいの幸せ」「③小さな幸せ」
に分かれるそうです。
①は「自分の夢を実現した時に得られるような、何にも変えがたい幸福感」
②はお金でも買うことのできる幸せだそうです。この辺りはかなり興味深く書かれているのですが今回は割愛。
③は「自分の中か、向き合う他者との間に生まれる感覚としての、その瞬間に訪れる幸福感」だそうです。
stay homeの影響で家で家族と過ごす事が増え、家族の変化や行動に気付けるようになりました。
例えば、年長になる娘は、運動があまり好きなようではないようで、逆上がりもできませんし、縄跳びも跳べるようになるのが遅かったのです。それが先日、自転車(補助輪付き)に乗って散歩していると、
娘「ねぇ、補助輪外して!」
と突然の卒業宣言。
補助輪付き自転車を購入したのが今年のお正月だったし、その自転車さえも数回しか乗ってなかったのですが、娘の熱意に私が根負けして、近くの公園で外して乗ってみることにしました。
娘「後ろを持って」
と言うので、サドルを持って一緒に走り出すと、突然ペダルを思い切り踏んで、スピードが急に出たので私の手が離れてしまいました。
「危ない!」という間もない出来事でしたが、次の瞬間、そのまま「すーっ」と転ぶことなく走っていきました。なんと1回目にして乗れてしまったのです。
それからというもの、何事にも自信がついたのか、これまで合格できなかったスイミングの試験や、1人で滑れなかった高低差のある芝滑りをクリアしていくのでした。
これまでの休日は、自分の趣味や研修会を口実に、家にいることの少なかった私は、多分これまでも娘がクリアしてきただろうことを感じ取らずに、ただただ普通の出来事として見過ごしていました。
親として幸せなことのひとつは、我が子の成長を実際に肌で感じ、その場に立ち会えることです。娘の側にいることで「小さな成長」をたくさん感じて積み重ねることで、大きな幸福感を得えらば、それは親として幸せなことであり、明日への活力にもなります!
【参考文献】
藤原和博 「中くらいの幸せはお金でかえる」
筑摩書房 引用P13〜P15